楽天koboの端末|アプリだけで読む場合との違い

楽天koboの端末を買おうとして商品ページを開くと、Kobo Clara BW・Kobo Clara Colour・Kobo Libra Colourという名前と、25,800円から41,800円までの価格が並びます(2026年11月時点・税込)。
ただし機種を分けているのは価格だけではなく、保存容量が約16GBと約32GBの2段階にあり、パソコン以外からファイルを取り込めるかどうかも機種で変わります。
本記事では、楽天koboの端末で公式に確認できる容量と価格・読む本のタイプからの選び方・アプリとの機能差を解説します。
楽天koboの「端末」が指すのは電子書籍リーダーです
楽天Koboで買った本を読む環境は4つあり、楽天Koboアプリ(iPhone/iPad・Android)、パソコン用の楽天Koboデスクトップアプリ(Windows・Mac)、楽天Kobo電子書籍リーダー、そしてブラウザから開くブラウザビューアに分かれます。このうち「端末」と呼ばれているのが楽天Kobo電子書籍リーダーで、読書のための専用機を指します。
楽天Koboは月額制のサービスではなく、1冊ずつ買う電子書籍ストアです。
買った本は楽天IDに紐づいて管理されるため、端末を買わなくても手持ちのスマートフォンやパソコンで読めます。
サービスそのものの成り立ちは楽天koboとは?Kindleとの違いと読める本の種類で解説しています。
端末は読むだけでなくストアも持っている
電子書籍リーダーには端末内のストアがあり、本体から直接購入できます。
ただし使える支払い方法はクレジットカードだけで、クーポンと楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)は使えず、領収書も発行できません。
ブラウザの楽天Kobo電子書籍ストアならクーポン・楽天ポイント・楽天キャッシュがすべて使えるので、端末を持っていても買う操作はブラウザ側で済ませるという使い分けができます。
アプリの側はもっとはっきりしていて、楽天Koboアプリ for iPhone/iPad と Android からは直接購入できない仕様です(Android版が扱うのは無料作品のみ)。
楽天koboの端末の保存容量と価格は2段階に分かれています
公式に数値が示されているのは、保存容量と価格です。
2026年6月12日に価格が改定され、改定後の税込価格が案内されているのは次の3機種です(2026年11月時点)。
容量については、価格の案内に載っていない機種も含めて公表されています。
| 機種 | 保存容量 | 目安の収録点数 | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| Kobo Clara BW | 約16GB | テキスト約12,400点/コミック248点 | 25,800円 |
| Kobo Clara Colour | 約16GB | テキスト約12,400点/コミック248点 | 29,800円 |
| Kobo Libra Colour | 約32GB | テキスト約27,000点/コミック約540点 | 41,800円 |
| Kobo Sage | 約32GB | テキスト約27,000点/コミック約540点 | 価格改定の案内に記載なし |
| Kobo Elipsa 2E | 約32GB | テキスト約27,000点/コミック約540点 | 価格改定の案内に記載なし |
目安の点数は実測ではなく、テキスト1冊を約1MB、コミック1冊を約20〜50MBとして計算した理論値です。
同じ16GBでもテキストなら1万点以上入るのに、コミックでは248点まで落ちるのは、1冊あたりの容量が20倍から50倍違うためです。
カバーとのセット販売は機種ごとに別価格が設定されているので、本体だけの価格と混同しないでください。
なお取扱いは店舗や時期で変わります。
読む本がコミックか文字ものかで、必要な容量が変わります
容量の差が意味を持つのは、楽天Koboの電子書籍に2つのタイプがあるからです。
リフロー型は小説などの文字が主体の本で、文字サイズを変えられ、ハイライトとコメントも付けられます。
フィックス型は漫画・雑誌などで1ページがまるごと画像になっていて、文字サイズは変えられず、ハイライトとコメントも使えません。
細かい文字は拡大して読む形です。
ビジネス書や参考書でも、図や画像が多いとフィックス型で配信されていることがあります。
コミック中心なら約32GBの機種を候補にする
コミックは1冊あたり20〜50MBで計算されているため、約16GBのKobo Clara BW・Kobo Clara Colourでは248点が目安になります。
長編を何作もまとめて端末に入れておきたい場合、この点数はすぐに見えてきます。
約32GBのKobo Libra Colour・Kobo Sage・Kobo Elipsa 2Eなら目安は約540点なので、持ち歩く冊数が多いほど差が出ます。
小説やビジネス書が中心なら約16GBで足ります
テキスト主体の本は1冊約1MBの計算なので、約16GBでも約12,400点が目安です。文字ものしか読まないなら、容量を理由に上位機種を選ぶ理由はありません。
そのうえで、容量は運用でも調整できます。
マイライブラリに登録できる書籍数に上限はなく、書籍ごとに「同期ON・OFF」を切り替えると、アプリや端末のライブラリに出す本を選べます。
同期をOFFにした本は端末に並ばないので、端末の負荷も軽くなります。
読み終えた本を同期OFFにしていく運用なら、16GBの機種でも入りきらない事態は起きにくくなります。
楽天koboの端末とアプリでは、できることが違います
機種を決める前に確かめておきたいのが、環境ごとの機能差です。同じ楽天IDで本が共有されていても、購入・クーポン・読める本のタイプは環境によって変わります。
| 項目 | 電子書籍リーダー | 楽天Koboアプリ | デスクトップアプリ | ブラウザビューア |
|---|---|---|---|---|
| その環境から購入 | できる(クレジットカードのみ) | できない(Android版は無料作品のみ) | - | - |
| クーポン・楽天キャッシュ | 使えない | - | - | - |
| 領収書の発行 | できない | - | - | - |
| 読める本のタイプ | リフロー型・フィックス型 | リフロー型・フィックス型 | リフロー型・フィックス型 | フィックス型のみ |
ブラウザビューアはマイライブラリの「ブラウザで読む」から開きますが、対応しているのはフィックス型のコミック・雑誌だけで、リフロー型の小説やビジネス書、立ち読み版は開けません。
対応ブラウザも決まっていて、パソコンはChrome・Firefox・Microsoft Edgeの最新版、iPhoneとiPadはSafariかChromeの最新版、AndroidはChromeの最新版です。
パソコンで読む選択肢の違いは楽天koboをパソコンで読む|デスクトップアプリとブラウザ版で解説しています。
ポイントの貯まり方にも差があります。
楽天リワードの読書ポイント(6分以上の読書で1ポイント、1冊読み終えて1ポイント、それぞれ1日1回まで)に対応しているのは楽天Koboアプリ for Androidだけで、電子書籍リーダーでは対象になりません。
一方で辞書は端末の機能で、ジーニアス英和辞典MX(大修館書店)や大辞泉 日本語辞典(小学館)、Merriam-Webster、Oxford University Pressなどが使え、一覧は端末の「その他」→「設定」→「言語/辞書」から確認します。
一部の洋書にある音声再生機能つき書籍は、デスクトップアプリと電子書籍リーダーでは再生できません。
楽天koboで買った電子書籍は、スマートフォンやタブレットのアプリ、パソコン、楽天Kobo電子ブックリーダーで読めます。同じ楽天IDで入れば、端末をまたいで同じ本棚を開けます。
セール・クーポンの内容と対象は入れ替わります。購入の前に公式ストアで現在の価格と条件を確認してください。
楽天koboの端末に手持ちのファイルを取り込む方法は機種で変わります
電子書籍リーダーは、楽天Koboで買った本以外のファイルも取り込めます。
対応形式はEPUB、EPUB3、PDF、FlePub、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBRです。
サポートされるのはインポートだけで、エクスポートはサポート対象外になっています。
楽天Koboアプリ(iPhone/iPad・Android)とデスクトップアプリでは、楽天Kobo電子書籍以外のデータのインポート自体がサポート対象外なので、自分のファイルを持ち込みたいなら端末を選ぶ理由になります。
ケーブル以外の経路は対応機種が限られる
micro USBまたはUSB-Cケーブルでパソコンとつなぎ、「KOBOeReader」ドライブにファイルを入れる方法は全機種で使えます。
Dropbox連携とGoogleドライブ連携に対応しているのはKobo Forma、Kobo Elipsa、Kobo Sage、Kobo Elipsa 2E、Kobo Libra Colourで、microSDカードが使えるのはKobo Touch、Kobo Glo、Kobo Aura、Kobo Aura H2Oです。
つまりKobo Clara BWとKobo Clara Colourを選ぶなら、取り込みはパソコンとケーブルをつなぐ前提になります。
パソコンを持っていない人がファイル取り込みを目的に端末を買う場合、ここが機種選びの分かれ目です。
なお端末をリセットすると、取り込んだファイルはすべて消えます。
手書きのメモは端末の中だけに残る
Koboスタイラス2を使える機種では本に直接書き込めますが、対応形式は.kepub・.epub・.pdfに限られ、DRM保護または編集制限のかかったPDFには書き込めません。
さらに、本に書き込んだメモはアプリや他の機種とは同期されません。
リフロー型の本に付けるハイライトとコメントはネットワーク環境があれば端末間で同期されるので、同じ「書き込み」でも扱いが別だと考えてください。
スタイラス2に対応する機種は商品ページの記載で確認できます。
条件が合わない端末を選ぶと起きること
中古や手元の旧機種を使おうとするときに確かめたいのが、サポート終了の扱いです。
Kobo Arc 7、Kobo Arc 7HD 16GB、Kobo Arc 7HD 32GB、Kobo Miniはバージョンアップが行われず、端末内ストアでの購入もできません。
すでに同期・ダウンロードした作品は引き続き読めるので、これらの端末は「読む専用」になります。
サービス全体として何が終わり、何が続いているのかは楽天koboはサービス終了する?終わったものと続いているもので解説しています。
買い方の面では、購入した電子書籍の返品・変更は受け付けておらず、購入直後でも自分ではキャンセルできません。
欠陥や不具合があった場合は、楽天側が適切と判断する対応が取られます。
端末から買うとクーポンが使えないという違いは、金額にそのまま出ます。
配布のタイミングと使えない本の見分け方は楽天koboのクーポン|配布のタイミングと使えないときの確認で解説しています。
アカウント側の注意もあります。
楽天Koboだけの退会はできず、楽天会員を退会すると購入済みのすべての電子書籍の閲覧権が失われます。
同じメールアドレスで再登録しても、過去の購入履歴や書籍は戻りません。
日本国内で買った楽天Kobo製品のメーカー保証は、日本国内での使用が対象です。
日本国外からのストアでの購入、アプリへのログイン、ライブラリの同期は楽天Koboカスタマーケアのサポート対象外で、海外発行のクレジットカードも使えません。
仕様の最終確認は、容量・価格・連携機能なら商品ページ、辞書の一覧なら端末の「その他」→「設定」→「言語/辞書」、各書籍がリフロー型かフィックス型かは書籍ごとの商品ページの表示で行います。
クーポン対象外の本には、商品ページに「この作品はクーポン適用対象外となります。ご了承ください。」と記載があります。
よくある質問
楽天koboの端末を買わなくても本は読めますか
読めます。
楽天Koboアプリ(iPhone/iPad・Android)、デスクトップアプリ(Windows・Mac)、ブラウザビューアのいずれでも読めます。
ただしアプリからは直接購入できない仕様なので、ブラウザの楽天Kobo電子書籍ストアで買ってからアプリを同期する流れになります。
買う手順は楽天koboで電子書籍を買う|購入からアプリで開くまで、アプリ側の初期設定は楽天koboアプリの使い方|インストールと最初の設定で解説しています。
端末に入れた本はオフラインでも読めますか
読めます。
書籍をダウンロードしたあとは、機内モードや通信のないオフライン状態でも読めます。
ただしオフライン時は一部の操作に制限がかかります。
端末に本が出てこない場合は、マイライブラリで該当書籍が「同期ON」(赤いチェック)になっているかを確認してから同期してください。
それでも直らないときの手順は楽天koboがダウンロードできない|同期と再ダウンロードの手順で解説しています。
端末を2台使うと、本は両方に入りますか
同じ楽天IDでログインしていれば、購入した書籍とコレクション(自分で作ったフォルダ分け)は同期で反映されます。
ただしコレクションの作成自体は楽天Koboデスクトップアプリではできません。
また、本に直接書き込んだ手書きのメモは機種間で同期されない点に注意してください。
楽天koboで買った電子書籍は、スマートフォンやタブレットのアプリ、パソコン、楽天Kobo電子ブックリーダーで読めます。同じ楽天IDで入れば、端末をまたいで同じ本棚を開けます。
セール・クーポンの内容と対象は入れ替わります。購入の前に公式ストアで現在の価格と条件を確認してください。
まとめ
楽天koboの端末選びで公式に数値が確認できるのは、保存容量と価格です。
コミックを多く持ち歩くなら約32GBのKobo Libra Colourなど、文字ものが中心なら約16GBのKobo Clara BW・Kobo Clara Colourという順で候補が絞れます。
これに加えて、パソコンを使わずDropboxやGoogleドライブからファイルを取り込みたいかどうかで、対応機種がさらに限られます。
端末から買うとクレジットカードしか使えずクーポンも領収書も使えない一方、ブラウザのストアならクーポンと楽天ポイントが使えるので、買う場所は端末の外に置いたほうが支払いの選択肢は広がります。ぜひ本記事の容量と価格の表、そして取り込み方法の対応機種を参考に、読む本のタイプから機種を決めてください。
出典
- 楽天Kobo 公式FAQ(kobo.faq.rakuten.net/2026年11月1日確認)



