Amazonビジネスの料金|無料の範囲と有料になる境界
Amazonビジネスの料金を調べると、「無料」と「年会費5,900円」の両方が出てきます。どちらの表記も正しく、無料なのはアカウント登録そのもの、5,900円(税込)は有料オプションであるBusinessプライムEssentialsの年会費です(2026年8月時点)。
この2つを1本の料金だと思って読むと、金額がどうしても合いません。さらにBusinessプライムの料金は年額でしか提示されていないため、「月額いくら」で探すと該当する表記が見つからないという行き止まりにもぶつかります。
本記事では、無料と有料の境界・5プランの年会費とユーザー数・自分の条件からプランを決める順序・無料のまま使う場合にかかる送料まで、順に解説します。
料金体系は無料登録と有料プライムの2種類
Amazonビジネスで「無料」と案内されているのは、アカウント登録のことです。
対象は法人と個人事業主で、アカウントを作り、事業者向けの価格を見て注文するところまでは年会費がかかりません(2026年8月時点)。
ここが料金体系の1階層目です。
2階層目が、有料オプションのBusinessプライムです。
年会費5,900円から270,000円までの5段階が用意されていて、加入するとユーザー管理や配送料の扱いが変わります。
つまり「Amazonビジネスは有料ですか」という問いには、登録は無料で、上に有料の選択肢が乗っているという答えになります。
この2階層を1つの料金として読むと、無料と5,900円のどちらが本当なのか判断できなくなります。無料アカウントで何ができるのかという範囲は、Amazonビジネスアカウントと個人アカウントの違いで解説しています。
プライム5プランの年会費と利用人数の一覧
Businessプライムの料金は税込の年会費で表示され、プランを分ける基準は登録できるユーザー数です。2026年8月時点の内容は次のとおりです。
| プラン名 | 年会費(税込) | ユーザー数 | 該当する人 |
|---|---|---|---|
| Duo | 無料 | 1ユーザー想定 | 個人用のAmazonプライム会員 |
| Essentials | 5,900円 | 最大5人 | 数人で購買を分担する事業者 |
| Small | 13,500円 | 最大20人 | 部署単位で使う事業者 |
| Medium | 37,800円 | 最大200人 | 複数拠点・複数部門で使う企業 |
| Unlimited | 270,000円 | 無制限 | 全社で購買を集約する企業 |
注意したいのはDuoです。
従来は年額2,450円でしたが、2023年7月5日にAmazonプライムの既存会員を対象として追加料金なしに変更されました。
古い記事や社内資料に2,450円と書かれていることがあるのは、この改定前の情報を引いているためです。
金額とプラン構成が実際に動いた例なので、年会費を根拠に稟議を書くなら公式ページで現在の数字を確かめてください。
無料アカウントと有料プランの関係はAmazonビジネスの年会費の料金体系で解説しています。
Amazonビジネスのプランは人数と会員資格で選ぶ
プランは好みで選ぶものではなく、3つの条件を順に当てはめれば1つに絞れます。
第一に、自分が法人または個人事業主に当たるかを確かめます。
第二に、アカウントを使う人数を数えます。
第三に、個人用のAmazonプライム会員かどうかを確認します。
1人で使う場合
すでに個人用のAmazonプライム会員なら、Duoが候補になります。
手順は、新しいメールアドレスでAmazonビジネスのアカウントを作成し、会員情報確認を完了させてから、既存のプライムアカウントと紐付けるという流れです。
プライム会員ではない場合、Duoの無料の対象になりません。
その場合はまず無料アカウントで使い始め、必要が出てからEssentials以上を検討するほうが無駄がありません。
2人以上で使う場合
人数の上限がそのまま境界線になります。
5人までならEssentials、20人までならSmall、200人までならMediumです。
ここで見落としやすいのは、現在の人数ではなく1年後の人数で選ぶという点です。
年会費は年単位で提示されているため、期中に人数が上限を超えると1段上のプランへ移る判断が必要になります。
人数が増えるほど、金額よりも運用の設計が問題になります。
注文前の承認ルールは階層を最大6レベルまで設定でき、1レベルにつき承認者を最大10名まで指定できます。
複数レベルを設定した場合は全レベルの承認が終わるまで注文が進みません。
上限金額を指定して、その額を超える注文だけ承認を挟む設定もできます。
法人・個人事業主であれば、年会費無料で登録できます。登録には事業を確認できる書類の提出(会員情報確認)があり、審査には3営業日程度かかります。Businessプライムは別の有料オプションなので、まず無料のアカウントだけを作ることもできます。
料金・条件は2026年8月時点のものです。最新の内容は登録ページでご確認ください。
年額税込表示のみで月額の料金表記はない
Businessプライムの料金は、すべて年会費として提示されています。
「月額いくら」という公式の表記はないため、月額で検索しても該当する数字は出てきません。
月々の負担感で比べたいときは12で割って見当をつけますが、稟議書や比較表に載せる金額は年額のままにしておいてください。
税込表記と時点をセットで書き写す
公式に示されている5,900円・13,500円・37,800円・270,000円はいずれも税込です。
社内で共有するときは、金額だけを抜き出さず「税込・2026年8月時点」まで添えてください。
Duoの改定のように、金額そのものが変わることがあります。
料金とプラン内容の確認先
料金の一次情報は、Amazonビジネスの公式サイトにあるBusinessプライムの案内ページです。
プラン名・年会費・ユーザー数がまとまっています。
請求書払いの限度額や締め日といった運用条件は、料金ページではなくアカウント内の請求書情報ページとAmazonのヘルプページに載っています。
まとめサイトの数字を孫引きすると、改定前の金額を拾う危険があります。
無料アカウントのままだと送料は実費負担
登録が無料なら費用はゼロで済むのでしょうか。
実際にはBusinessプライムに加入していないアカウントには、一般の配送料が適用されます。
注文金額3,500円以上で配送料が無料になり、それ未満だと地域ごとの配送料がかかります。
この3,500円という基準は、2024年3月29日に2,000円から変更されたものです。
| 条件 | 配送料 |
|---|---|
| 注文金額3,500円以上 | 無料 |
| 3,500円未満/本州・四国(離島を除く) | 460円 |
| 3,500円未満/北海道・九州・沖縄・離島 | 500円 |
| 一部のメール便対象商品 | 100円 |
上の配送料は2024年11月5日の改定後の金額です。
Businessプライムに加入すると対象商品の配送料が無料になるため、少額の注文を何度も出す使い方だと、年会費と送料の合計で見たときに順序が入れ替わることがあります。
逆にまとめ買いが基本で1回の注文が3,500円を超えるなら、無料アカウントのままでも送料は発生しません。
無料の範囲でできることは無料で使える機能の範囲、できないことは無料アカウントの制約の一覧で解説しています。
請求書払いは無料だが招待制で審査あり
料金表に現れない条件が、支払い方法です。
請求書払いの利用料は無料で、前払いも最低利用額もありません。
ただし招待制のプログラムで、Amazonによる審査があります。
アカウントを作っただけでは選べず、承認されると管理者宛てに利用限度額の有効化を案内するメールが届きます。
請求書払いで利用者が負担する費用
締め日は5日・10日・15日・20日・25日・末日から選べて、支払期限は締め日から30日です。
振込先は香港上海銀行で国内送金として扱われ、口座名はアマゾンジヤパンです。
ここで注意したいのは振込手数料で、公式には「振込手数料はお客様にてご負担いただきます」と記載されています。
年会費とは別に、振込のたびに銀行の手数料がかかるという前提で見積もってください。
限度額の変更は請求書情報ページから申請でき、30日間に2回まで、審査結果は3営業日程度で管理者宛にメールが届きます。
条件を満たしていないと何が起きるか
対象条件を外していると、金額の話にたどり着く前に止まります。
事業を行っていない個人はそもそも登録の対象外です。
個人事業主として登録する場合は、確定申告書Bや開業届出書、適格請求書発行事業者の登録通知書といった書類のいずれか1点を提出します。
マイナンバーが写っている場合は見えないように隠し、e-Taxで提出した書類なら受付日時と受付番号が表示されている必要があります。
法人は原則として書類の提出が不要で、審査期間はおおむね3営業日程度です。
プライム会員ではない状態でDuoを狙っても、無料の対象になりません。
支払い面では、通常のAmazon.co.jpで使えるPayPayがAmazonビジネスの注文では利用できない点も、経費処理の流れに関わります。
選べる決済手段は法人が選べる決済手段の一覧、屋号なしで登録できるかという論点はAmazonビジネスの対象になる人で解説しています。
よくある質問
Amazonビジネスの料金はいくらですか
アカウント登録は年会費無料です。
有料オプションのBusinessプライムは、Duoが無料、Essentialsが年会費5,900円、Smallが13,500円、Mediumが37,800円、Unlimitedが270,000円で、いずれも税込・2026年8月時点の金額です。
Duoは個人用のAmazonプライム会員が対象になります。
Amazonビジネスに月額プランはありますか
公式に提示されているのは年会費だけで、月額の表記はありません。月単位の負担で比べたい場合は年会費を12で割って目安を出すことになりますが、社内資料に載せる金額は年額と税込表記のまま書き写すほうが誤解が出ません。
請求書払いに手数料はかかりますか
請求書払いそのものの利用は無料です。
ただし振込手数料は利用者の負担と公式に記載されています。
支払いは銀行の窓口・ATM・インターネットバンキングから行い、締め日から30日が支払期限です。
利用開始には招待と審査が必要で、申し込めば必ず使えるわけではありません。
法人・個人事業主であれば、年会費無料で登録できます。登録には事業を確認できる書類の提出(会員情報確認)があり、審査には3営業日程度かかります。Businessプライムは別の有料オプションなので、まず無料のアカウントだけを作ることもできます。
料金・条件は2026年8月時点のものです。最新の内容は登録ページでご確認ください。
まとめ
Amazonビジネスの料金は、無料のアカウント登録と、年会費のかかるBusinessプライムという2階層で理解すると迷いません。
プランはユーザー数で機械的に決まり、個人用のプライム会員であればDuoを追加料金なしで使えます。
金額表に出てこない費用として、無料アカウントのままなら3,500円未満の注文で配送料が、請求書払いを使うなら振込手数料が発生します。
ぜひ本記事の5プラン比較表と、事業者かどうか・人数・プライム会員かどうかという3つの判定順序を参考に、自分の条件に合う入り方を決めてから登録を進めてください。

