Amazonビジネスの登録方法|申し込みから利用開始までの手順
Amazonビジネスの登録ページで最初に入力するのはメールアドレスです。
ここで普段の買い物に使っているアドレスをそのまま入れるか、新しいアドレスを用意するかで、あとから選べる道が変わります。
年会費無料のDuoを狙う場合は、新しいアドレスで作ることが前提になります。
登録そのものに年会費はかかりません。
対象は法人と個人事業主です。
ただし申し込んだ瞬間からすべてが使えるわけではなく、事業者であることを確かめる会員情報確認という手続きがあります。
提出した書類とアカウント情報の住所や氏名が食い違うと、ここで手続きが止まります。
本記事では、登録前に用意するもの・ブラウザでの登録手順・審査でつまずく失敗と直し方を解説します。
年会費無料で使える、有料はBusinessプライム
「Amazonビジネスは有料」と思って登録をためらう人がいますが、混同されているのは2つの別物です。
ひとつは、法人と個人事業主が使う購買用アカウントの登録そのものを指します。
これは年会費無料です。
もうひとつが、複数ユーザーの管理機能や分析機能を追加する有料オプションのBusinessプライムで、こちらに年会費がかかります。
以下はBusinessプライムのプラン構成です(2026年8月時点、税込)。登録の入口では選ばなくてもよく、無料のアカウントだけで使い始められます。
| プラン | 年会費(税込) | ユーザー数 |
|---|---|---|
| Duo | 無料 | 1ユーザー想定(個人のAmazonプライム会員が対象) |
| Essentials | 5,900円 | 最大5人 |
| Small | 13,500円 | 最大20人 |
| Medium | 37,800円 | 最大200人 |
| Unlimited | 270,000円 | 無制限 |
Duoは従来は年額2,450円でしたが、2023年7月5日にAmazonプライムの既存会員を対象として追加料金なしに変わりました。
すでに個人でプライム会員になっているなら、登録の進め方次第で費用をかけずにBusinessプライムの範囲に入れるということです。
無料と有料で何が増えるのかはAmazonビジネスとビジネスプライムの違いで解説しています。
Amazonビジネス登録前に用意するもの
用意が足りないまま登録画面を開くと、途中で手が止まります。先に3つそろえてください。
新しいメールアドレスを1つ用意する
Duoの紐付け手順は、新しいメールアドレスでAmazonビジネスのアカウントを作成し、会員情報確認を完了させたうえで、既存のプライムアカウントと紐付けるという流れです。
つまり、プライム会員として使っているアドレスをそのままビジネス側の登録に入れてしまうと、この手順を踏めなくなります。
会社のドメインのアドレスでも、無料のメールサービスのアドレスでもかまいませんが、今後も受信を続けられるものにしてください。
審査結果や限度額の案内はメールで届きます。
事業を確認できる書類をそろえる
会員情報確認では、事業者であることを示す資料の提出を求められます。
個人事業主については、確定申告書B、開業届出書、所得税青色申告決算書、青色申告承認申請書、収支内訳書、営業許可証、適格請求書発行事業者の登録通知書などから1点(いずれも過去2年以内のもの)とされています。
法人は原則として登記簿謄本などの提出は不要とされます。
なお、この書類要件は公式ページで確認できていないため、実際の案内は登録画面の指示に従ってください。
個人事業主の登録の流れはAmazonビジネスを個人事業主が使うにはで解説しています。
支払い方法の見当をつけておく
Amazonビジネスの注文ではPayPayが使えません。
通常のAmazon.co.jpと同じつもりでいると、注文の最後で詰まります。
使えるのは請求書払いと法人クレジットカードです。
ただし請求書払いは招待制のプログラムでAmazonの審査があるため、登録直後から選べるとは限りません。
当面はカードで発注する前提にしておくと安全です。
法人・個人事業主であれば、年会費無料で登録できます。登録には事業を確認できる書類の提出(会員情報確認)があり、審査には3営業日程度かかります。Businessプライムは別の有料オプションなので、まず無料のアカウントだけを作ることもできます。
料金・条件は2026年8月時点のものです。最新の内容は登録ページでご確認ください。
申し込みはAmazonビジネスの登録ページから
ここではAmazonビジネスの公式サイトをブラウザで開いて進める前提で書きます。スマートフォンのアプリからでも画面は開けますが、書類の提出や管理者向けの設定は画面が広いほうが迷いません。
新しいメールアドレスでアカウントを作成する
登録ページでメールアドレスとパスワードを設定し、事業者名や所在地、電話番号といった事業情報を入力します。
ここで入れる事業者名と住所が、あとで提出する書類の記載と照合されます。
屋号で活動している個人事業主は、書類にある表記に合わせてください。
入力項目の詳細はAmazonビジネスアカウントの作り方で解説しています。
会員情報確認の書類を提出する
アカウントを作ったあと、事業者であることを確認する手続きに進みます。
用意した書類をアップロードし、結果を待ちます。
所要は3営業日程度とされますが、公式で確認できていない数値なので、余裕を見て申し込んでください。
この確認が終わるまで、請求書払いの案内やDuoの紐付けといった先の手続きには進めません。
プライム会員の人はDuoを紐付ける
個人でAmazonプライム会員なら、会員情報確認の完了後に既存のプライムアカウントと紐付けます。
順番が逆になると紐付けの前提が崩れるので、先にビジネス側の確認を終わらせてください。
対象になる事業者と使える範囲はAmazonビジネスduoとはで解説しています。
ユーザーを招待して支払い方法を登録する
複数人で使うなら、管理者から各担当者を招待します。
招待できる人数はBusinessプライムのプランで変わり、無料のアカウントのままなら1人での利用が基本です。
支払い方法は法人クレジットカードを登録しておけば発注できます。
個人アカウントとの機能差についてはAmazonビジネスアカウントとはで解説しています。
法人・個人事業主であれば、年会費無料で登録できます。登録には事業を確認できる書類の提出(会員情報確認)があり、審査には3営業日程度かかります。Businessプライムは別の有料オプションなので、まず無料のアカウントだけを作ることもできます。
料金・条件は2026年8月時点のものです。最新の内容は登録ページでご確認ください。
登録方法を間違えたときに起こること
いちばん実害が大きいのは、メールアドレスの使い回しです。
プライム会員のアドレスでビジネスのアカウントを作ってしまうと、Duoで想定されている「新しいアドレスで作成し、あとから紐付ける」という流れを踏めません。
結果として、年会費無料でBusinessプライムの範囲に入る道を自分で閉じることになります。
作り直しには別のアドレスの用意と、会員情報確認のやり直しが必要です。
次に多いのが、書類とアカウント情報の不一致です。
提出書類とアカウントの住所・氏名(屋号)は一致している必要があります。
引っ越し後に住所を更新していない確定申告書を出す、アカウント側は法人名で入れているのに書類は個人名という組み合わせでは、確認が通りません。
審査は否認ではなく保留のまま止まることもあるため、待っているだけでは進みません。
支払い方法の思い違いも痛い失敗です。
請求書払いで月末にまとめて払うつもりで発注しようとしても、招待制のプログラムなので、審査を経ていなければ選択肢に出てきません。
締め日ありきで経理の段取りを組んでいると、支払いの見込みが崩れます。
無料アカウントのままだと3,500円未満の注文に配送料がかかる点も、少額の消耗品をこまめに買う運用では影響します。
ただしこれは公式で確認できていないため、注文画面の表示で確かめてください。
Amazonビジネスアカウント登録の失敗と直し方
書類の住所や屋号がアカウント情報と合っていない
アカウント側の事業者名・住所を書類の記載どおりに修正してから、再度提出します。
どちらかを書類に合わせるのが原則で、書類を書き換えることはできません。
屋号なしで活動している場合の扱いはAmazonビジネスは個人でも使えるかで解説しています。
個人利用のつもりで登録しようとしている
対象は法人と個人事業主です。
事業として購入する立場でないなら、会員情報確認で確認できる書類を用意できません。
この場合は通常のAmazon.co.jpのアカウントで買うほうが早く、無理に事業者として登録する必要はありません。
請求書払いを申し込む窓口が見つからない
招待制のため、申し込みボタンを探しても見つからないことがあります。
承認された場合は、管理者宛てに利用限度額の有効化を案内するメールが届きます。
利用そのものは無料で、前払いも最低利用額もありません。
当面はカード払いで運用し、案内が届いたら切り替えるという順番になります。
限度額が足りず発注できない
請求書払いの限度額は、請求書情報ページの「購入可能限度額の変更申請」から申請します。
申請できるのは30日間に2回までで、審査結果は3営業日程度で管理者宛にメールが届きます。
審査中の申請がある間は再申請できないため、必要額をまとめて申請するほうが手戻りが少なくなります。
登録後に整えるAmazonビジネスアカウント設定
アカウントができたら、支払いと承認の設定が残ります。
請求書払いを使える状態になった場合、締め日は5日・10日・15日・20日・25日・末日から選べます。
支払期限は締め日から30日で、振込先は香港上海銀行(国内送金扱い、口座名はアマゾンジヤパン)です。
振込手数料は利用者負担で、公式にも「振込手数料はお客様にてご負担いただきます」と書かれています。
銀行の窓口・ATM・インターネットバンキングから支払えます。
締め日を変更した場合は、次回の締め日の翌日以降からの利用に反映されます。
部署やプロジェクトごとに経費を分けたいなら、グループを作成して、グループごとに請求書の発行先住所と発行締め日を設定できます。
請求書には商品名を含む内訳が載るため、月単位の合計額だけが出るカード明細より照合が楽になります。
この差が、支払い方法を選ぶときの実質的な判断材料です。
人数が増えてきた段階で検討したいのが承認ルールです。
階層は最大6レベルまで設定でき、1レベルにつき承認者は最大10名まで指定できます。
複数レベルを設定した場合は全レベルの承認が必要になるため、深く作りすぎると発注が止まります。
注文の上限金額を指定する方法もあり、少額の消耗品は各自で買い、一定額を超えたら承認に回すという運用ができます。
見直しの間隔は、期間ではなく出来事で決めるほうが実際的です。
担当者が増減したとき、限度額が足りなくなったとき、プランのユーザー数上限に近づいたときが目安です。
加えて、法人・個人事業主は請求書払いの利用状況が定期的に再評価されるため、条件が変わることを前提に運用してください。
導入前後の判断材料はAmazonビジネスのメリット・デメリットで解説しています。
よくある質問
Amazonビジネスの登録に費用はかかりますか
アカウント登録の年会費は無料です(2026年8月時点)。
費用がかかるのは有料オプションのBusinessプライムで、Essentialsが年会費5,900円(税込)、Smallが13,500円(税込)などとプランごとに分かれています。
無料のアカウントだけで使い続けることもできます。
登録の審査にはどのくらいかかりますか
会員情報確認は3営業日程度とされていますが、公式ページで確認できた数値ではありません。
書類とアカウント情報の住所・氏名が一致していないと、そこで止まって長引きます。
発注の予定がある場合は、日程に余裕をもって申し込んでください。
個人でも登録できますか
対象は法人と個人事業主です。
事業として購入する立場であれば個人事業主として登録できますが、事業を確認できる書類の提出を求められます。
給与所得者が私用の買い物のために登録する使い方は想定されていません。
すでにプライム会員です。同じアカウントで登録してよいですか
Duoを使うつもりなら、新しいメールアドレスでAmazonビジネスのアカウントを作成してください。
会員情報確認を完了させたあとで、既存のプライムアカウントと紐付ける手順になっています。
普段のアドレスで登録してしまうと、この流れを踏めません。
支払いにPayPayは使えますか
Amazonビジネスの注文では利用できません。使えるのは法人クレジットカードと請求書払いで、請求書払いは招待制のプログラムのため審査を経る必要があります。
まとめ
Amazonビジネスの登録は年会費無料で、費用が発生するのは有料オプションのBusinessプライムだけです。
手順そのものは難しくありませんが、最初のメールアドレスの選び方と、書類とアカウント情報の一致という2点を外すと、Duoの紐付けや会員情報確認でつまずきます。
請求書払いを前提に段取りを組むのは、招待の案内が届いてからにしてください。
ぜひ本記事の登録前に用意する3点と失敗別の直し方を参考に、自社の条件に合う順番で登録を進めてください。

