引き戸をDIYでスマートロック化する手順|必要な部品と注意点
引き戸でもスマートロックのDIY取り付けはできます。
ただし玄関ドアより選択肢が限られ、鍵の形状によっては変換アダプターや工夫が必要です。
この記事では、引き戸をスマートロック化するための部品・手順・つまずきやすいポイントを、公開仕様の整理として解説します。
引き戸は上下にレールがあり、横にスライドして開閉するタイプの戸です。
玄関に多い開き戸(ドアノブを引いて手前に開くタイプ)とは鍵の位置も形状も異なります。
同じ「スマートロック化」でも考え方が違うため、まずご自宅の鍵の形を確認するところから始めましょう。
なお、後付け型スマートロックの相場は1〜3万円程度、変換アダプターは数千円台が中心です。
価格・仕様は2026年7月時点の情報で、機種やロットにより変わる可能性があります。
購入前は必ずメーカーの最新情報を確認してください。

スマートロックGET編集部
スマートロックの選び方と取り付け可否を、SwitchBot・セサミなど8ブランド27機種のメーカー公式情報から整理。引き戸や特殊サムターンへの対応、電池交換・磁石固定・開かない時の対処法まで、確認時点を明記して解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
まず確認:引き戸の鍵タイプを見極める
引き戸の鍵は大きく分けて2種類あります。DIY化できるかどうかは、この形で決まります。
ツマミ式(サムターン式)
戸の内側に、指でつまんで回す・スライドさせるツマミが付いているタイプ。これが回転式のサムターンであれば、後付け型スマートロックを載せられる可能性が高いです。
鍵穴だけのタイプ
内側にツマミがなく、鍵を差して回すだけの構造。この場合は後付け型を貼り付ける場所がなく、DIY化のハードルが上がります。
玄関の引き戸で多いのが「召し合わせ錠」です。
左右の戸が中央で重なる部分に鍵が付く形式で、専用の対応可否があります。
自分の戸がどの形式か分からない場合は、内側のツマミを回すと戸が施錠されるかどうかを確認してみてください。
回転式のツマミがあれば、後付け型を検討できます。
引き戸をスマートロック自作diyする3つの方法
引き戸をスマートロック化する方法は、鍵の形に応じて次の3つが基本です。
| 方法 | 向いている鍵 | 穴あけ |
|---|---|---|
| 後付け型を直接貼る | 回転式サムターンがある引き戸 | 不要(両面テープ) |
| 変換アダプター+後付け型 | ツマミの形状が特殊・回しづらい | 不要が多い |
| 錠前ごと交換して電子錠化 | ツマミがない・鍵穴のみ | 必要な場合あり |
賃貸で原状回復が気になる場合は、上2つの「穴あけ不要」の方法を優先しましょう。
両面テープで固定する後付け型なら、退去時にはがせます。
錠前交換は元に戻す作業が発生するため、賃貸では管理会社の許可が前提になります。
引き戸に付けられる機種の全体像は引き戸対応スマートロックの選び方で確認できます。
後付け型スマートロックを直接貼る手順
回転式サムターンがある引き戸なら、玄関の開き戸と同じ要領で後付け型を貼り付けられます。手順の概要は次のとおりです。
- ツマミ周辺の汚れ・油分をアルコールで拭き取る(テープの粘着力を確保するため)
- 本体のモーター部がツマミをつかめる位置に仮合わせする
- 高さ調整パーツ(アダプター類)でツマミの高さと本体の位置を合わせる
- 両面テープで固定し、アプリで施錠・解錠の動作を確認する
引き戸で注意したいのは、ツマミの向きと戸の厚みです。
開き戸を想定した製品は、想定するツマミの位置が引き戸と合わないことがあります。
取り付け前にツマミの回転方向(施錠側・解錠側)を確認し、本体の回転設定をアプリで合わせてください。
変換アダプターが必要になるケース
引き戸のツマミは、開き戸のサムターンと形が違うことが多く、後付け型がそのままつかめない場合があります。
このとき使うのが変換アダプターです。
ツマミを一度覆って、スマートロックがつかみやすい形状に置き換える部品です。
アダプターは機種ごとに対応が異なります。
手持ちの本体に対応するアダプターを選ばないと動作しません。
対応の考え方は引き戸用変換アダプターの選び方で機種別に整理しています。
召し合わせ錠のように中央で鍵が重なる形式では、召し合わせ錠に対応するスマートロックの取付方法もあわせて確認してください。
アダプターを使っても物理的に付かない形状もあります。特殊な形のツマミは特殊サムターンの対応機種と調整方法で調整可能かを見極めましょう。
なぜ両面テープだと落ちやすいのか
引き戸のDIYで最も多いトラブルが「本体がはがれ落ちる」ことです。原因は主に3つあります。
戸の材質
引き戸は木製やアルミ枠が多く、開閉のたびに微振動が加わります。テープの粘着面が徐々に浮きやすい環境です。
ツマミへの負荷
モーターがツマミを回すとき、本体には反力がかかります。テープだけで支えると、繰り返しでずれます。
面の凹凸
貼る面が平らでないと接地面積が減り、粘着力が落ちます。
対策は、貼る前の脱脂を丁寧に行うこと、そして戸が鉄扉なら磁石固定も選択肢にすることです。
鉄扉かどうかは磁石を当てて確認できます。
ただしアルミや木製の引き戸には磁石は効かないため、その場合はテープ固定を確実にするか、ネジ止め対応の機種を検討します。
引き戸に付けられない場合の代替策
ツマミがない・形状が特殊すぎる・戸が薄いといった理由で後付け型が使えないこともあります。その場合でも、次の選択肢があります。
錠前ごと交換して電子錠化
引き戸用の電子錠に交換する方法です。穴あけや加工が必要になることが多く、賃貸では許可が前提です。
補助錠の追加
既存の鍵はそのまま残し、内側に電子式の補助錠を足す方法もあります。
別方式の後付け型を探す
機種ごとに対応するツマミ形状が違うため、別ブランドなら付くこともあります。
そもそも取り付けできないドアの特徴は取り付けできないドアの特徴と対策にまとめています。
握り玉やドアノブ一体型が絡む場合はドアノブ一体型の対応機種と代替策も参考になります。
後付け全般の選び方を先に押さえたい方は後付けスマートロックの選び方をご覧ください。
よくある質問
引き戸でも玄関用のスマートロックが使えますか
回転式のサムターン(ツマミ)が付いている引き戸なら、玄関の開き戸用と同じ後付け型を使える場合があります。
ただしツマミの位置や向きが異なるため、取り付け前に対応可否と設置スペースを確認してください。
適合が不明な組み合わせはメーカーの適合確認を推奨します。
賃貸の引き戸でもDIYできますか
両面テープで貼る後付け型なら、穴をあけずに設置でき、退去時にはがせます。錠前交換やネジ止めは原状回復が難しくなるため、賃貸では管理会社の許可を得てから進めてください。
召し合わせ錠でもスマートロック化できますか
召し合わせ錠に対応する製品やアダプターは存在しますが、対応は機種ごとに異なります。中央で戸が重なる構造上、設置スペースが限られるため、対応を明記した機種を選ぶことが重要です。
取り付け後にツマミが回らなくなることはありますか
本体の位置ずれやテープの浮きで、モーターの回転がツマミに正しく伝わらないと動作不良が起きます。設置後は必ず手動と自動の両方で施錠・解錠を確認し、ずれが出たら貼り直してください。
まとめ
引き戸のスマートロックDIYは、まず内側のツマミが回転式かどうかで可否が大きく分かれます。
回転式サムターンがあれば後付け型を両面テープで貼る方法が最も手軽で、賃貸でも原状回復しやすい選択です。
ツマミの形が特殊なら変換アダプター、ツマミがない場合は錠前交換や補助錠という代替策があります。
落下トラブルを避けるには、貼る面の脱脂と位置合わせを丁寧に行うことが要点です。
自分の引き戸の鍵形状を確認し、対応を明記した機種・アダプターを選んでから作業を始めてください。
適合が判断できない場合は、メーカーの適合確認を利用するのが確実です。



