合鍵から合鍵は作れる?精度劣化のリスク
合鍵から合鍵を作ること自体は、多くの場合で物理的には可能です。
ただし精度が落ちるため、鍵メーカーや専門店は「純正の親鍵から複製する」ことを強く推奨しています。
この記事では、なぜ合鍵からの複製で不具合が起きやすいのか、その仕組みと対処法を解説します。
紹介する料金は2026年7月時点の一般的な相場です。
実際の金額は鍵の種類や店舗によって異なります。
その合鍵、お店に行かなくても作れます!
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合鍵GET編集部
「合鍵GET」は、合鍵・スペアキー作成の疑問に答える専門メディアです。合鍵はどこで作れるのか、値段や所要時間の目安はどれくらいか、ディンプルキーや登録制シリンダーのように店頭では複製できない鍵はどう見分けるか——依頼する前に知っておきたい情報を整理してお届けします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
合鍵から合鍵は作れるが「精度劣化」が起きる
結論として、合鍵をもとにさらに合鍵を作ることは可能です。
鍵の形状さえ読み取れれば、複製機は削り出しを行えます。
しかし、これは推奨される作り方ではありません。
理由は「誤差の積み重ね」にあります。
純正キー(メーカーが最初に作った親鍵)を基準にすると、複製された合鍵にはわずかな誤差が生じます。
その合鍵をさらに元にして削ると、最初の誤差に新しい誤差が上乗せされます。
これを「孫鍵」と呼ぶことがあります。
コピーを繰り返すほど、本来の形状から少しずつずれていきます。
数十分の1ミリ単位のずれでも、鍵穴の内部では大きな影響が出ることがあります。
なぜ孫鍵は回りにくくなるのか
鍵は、内部のピンを正しい高さに揃えることでシリンダーが回転する仕組みです。
山の高さや溝の深さが少しでもずれると、ピンの位置が合わず、回りにくさや引っかかりが出ます。
合鍵から複製すると、元の合鍵が持っていた誤差ごとコピーしてしまいます。
さらに削り出し時の誤差も加わります。
この二重の誤差によって、次のような症状が起きやすくなります。
- 鍵が奥まで入りにくい
- 回すときに引っかかる、途中で止まる
- 特定の向きでしか回らない
- 最悪の場合、鍵穴内で折れる
特に鍵穴の中で折れると、開錠や鍵交換が必要になり、複製費用よりはるかに高くつく可能性があります。
精度の面から見ても、合鍵からの複製は避けたほうが無難です。
鍵の種類によって劣化の影響度が違う
合鍵から作る場合のリスクは、鍵の種類によって大きく変わります。
ギザギザした一般的なキー(刻みキー)
玄関でよく使われる山型の刻みキーは、比較的単純な形状です。
合鍵からの複製でも動くことは多いですが、それでも誤差の影響は避けられません。
数回の複製を重ねた鍵は、動作が不安定になりやすいです。
ディンプルキー
表面に丸いくぼみがあるディンプルキーは、非常に精密な構造です。
くぼみの深さや位置が緻密に設計されているため、わずかな誤差でも回らなくなります。
合鍵からの複製には特に向きません。
ディンプルキーは専用機を持つ専門店での作成が基本です。
詳しくはディンプルキーの合鍵作成の対応場所と料金を確認してください。
ディンプルキーの費用相場についてはディンプルキーの合鍵の値段の解説もあわせて参考になります。
そもそも合鍵から作れない・断られる鍵もある
精度以前に、複製自体を受け付けてもらえない鍵もあります。
防犯性の高い鍵は、メーカー登録がないと複製できない仕組みを持っているためです。
セキュリティカードや登録制のキーは、店頭で持ち込んでも「作れません」と断られることがあります。
こうした鍵は合鍵からの複製が原理的に不可能な場合も多いです。
どんな鍵が該当するかは合鍵が作れない鍵の一覧と見分け方で確認できます。
また、店舗の設備によっても対応可否は変わります。
ホームセンターで作れない合鍵のように、身近な店では受け付けられないケースもあります。
複製全般の流れは鍵の複製ガイドにまとめています。
合鍵から作らず「純正キー」から作るのが基本
失敗を避ける最も確実な方法は、必ずメーカー純正の親鍵から複製することです。
純正キーとは、鍵を買ったときや入居時に渡された、メーカーが作った元の鍵を指します。
手元にある鍵が親鍵か合鍵か分からない場合は、鍵の頭部分にメーカー名や刻印があるかを見ます。
純正キーにはメーカーロゴや鍵番号(キーナンバー)が刻印されていることが多いです。
この番号があれば、それを基準に精度の高い複製を頼めます。
親鍵を紛失した、あるいは合鍵しか手元にないという場合は、キーナンバーからメーカーに純正キーを取り寄せる方法があります。
鍵番号や鍵の写真をもとにネットで純正キーを注文できるサービスを使えば、劣化した合鍵から複製するより確実です。
合鍵を作るときの手順と注意点
合鍵から複製せざるを得ない場合でも、失敗を減らすためにできることがあります。
- できるだけ状態のよい鍵を持ち込む(摩耗の少ないもの)
- 複数の合鍵がある場合、最も親鍵に近いものを選ぶ
- 作成後は必ずその場で施錠・開錠を試す
- 刻印されたキーナンバーを控えておく
作った鍵は、店を出る前にドアで動作確認するのが鉄則です。
回りにくさや引っかかりを感じたら、その場で作り直しを依頼してください。
持ち帰ってから不具合に気づくと、再訪の手間がかかります。
費用を抑えたい場合の考え方はディンプルキーの合鍵を安く作る方法も参考になりますが、精度を犠牲にしてまで安さを優先しないことが大切です。
よくある質問
合鍵から合鍵を作ると必ず失敗しますか
必ず失敗するわけではありません。
単純な刻みキーなら問題なく使えることも多いです。
ただし誤差が積み重なるため、純正キーから作る場合より不具合のリスクは高くなります。
合鍵しか手元にない場合はどうすればいいですか
鍵に刻印されたキーナンバーを確認してください。
番号が読み取れれば、メーカーから純正キーを取り寄せることができます。
取り寄せた純正キーを基準に複製すれば、精度の高い合鍵が作れます。
孫鍵でも鍵屋は作ってくれますか
多くの店で作成自体は可能です。
ただし、鍵の状態によっては「精度が保証できない」と説明された上での作成になることがあります。
防犯性の高い鍵や登録制の鍵は断られる場合があります。
合鍵から作った鍵が回らなくなったら
無理に回すと鍵穴内で折れる危険があります。
動作が不安定な鍵はすぐに使用をやめ、純正キーやキーナンバーをもとに作り直すことをおすすめします。
折れてしまった場合は鍵の専門業者に相談してください。
まとめ
合鍵から合鍵を作ることは物理的には可能ですが、誤差が積み重なる「精度劣化」によって、回りにくさや鍵折れのリスクが高まります。
特にディンプルキーのような精密な鍵では、合鍵からの複製は避けるべきです。
失敗しないための基本は、メーカー純正の親鍵から複製することです。
手元に親鍵がない場合は、鍵に刻印されたキーナンバーから純正キーを取り寄せる方法があります。
劣化した合鍵をコピーし続けるより、この方法のほうが確実です。
複製を頼む前に、自分の鍵が純正キーか合鍵かを確認し、キーナンバーを控えておきましょう。
作成後の動作確認まで行えば、無駄な作り直しや思わぬトラブルを防げます。
