Todoistの繰り返しタスクが思った通り動かないときの対処法

Todoistは、期限や繰り返し設定を柔軟に指定できるのが魅力ですが、使っているうちに「設定したはずの繰り返しが想定通り動かない」「日付がズレる」「タスクが勝手に完了扱いになる」といった問題に直面することがあります。これは、繰り返しタスクの仕様や設定方法に関する理解不足が原因であることが多いです。
この記事では、Todoistで繰り返しタスクが思った通り動かないときの原因と対処法を、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。
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Todoistの繰り返しタスクがうまく動かない主な原因
まずは、想定通り動かない原因を整理します。これを理解しておくと、設定ミスを防ぎやすくなります。
期限の入力方法の違い
Todoistでは、繰り返しの入力方法によって挙動が変わります。特に以下の2つは混同しやすいポイントです。
- 「毎週月曜日」:タスク完了後、次の月曜日に期限が移動する
- 「毎週月曜日に」:期限日が固定され、完了していなくても次の月曜日に期限が更新される
わずかな表現の違いで動作が変わるため、思い通りの繰り返しにならないことがあります。
完了タイミングによる動作差
Todoistでは、繰り返しタスクを「予定日当日」以外に完了させると、次回の期限計算が変わることがあります。例えば、前倒しで完了すると、次の期限が予定より早くなるケースがあります。
自然言語解析の誤解釈
期限入力欄は自然言語解析に対応していますが、「隔週月曜」や「あさってから毎日」など曖昧な表現を使うと、意図と違う日付が設定されることがあります。
タイムゾーンや日付設定の不一致
スマホとPCのタイムゾーンが異なる場合や、日付設定がずれている場合、期限が1日ずれることがあります。
対処法1:繰り返し表現を正しく使い分ける
Todoistの繰り返し設定は自然言語入力に対応しており、同じような表現でも意味が異なります。意図に合った表現を選びましょう。
完了日基準で動かしたい場合
「毎週月曜日」のように入力します。これはタスクを完了した日から次回期限が計算されます。
固定日基準で動かしたい場合
「毎週月曜日に」と入力します。完了していなくても、期限が次の指定日に自動更新されます。
例
- 「毎月1日」:完了日基準
- 「毎月1日に」:固定日基準
対処法2:前倒し完了と当日完了を使い分ける
繰り返しタスクを前倒しで完了させたい場合は、次回の期限がどう動くかを意識することが重要です。
- 前倒し完了:完了日基準の繰り返しは、次の期限が早まる
- 当日完了:設定したスケジュール通りに繰り返しが進む
もし予定通りのペースを崩したくない場合は、当日になってから完了チェックを入れるようにしましょう。
対処法3:自然言語入力を避けてカレンダーから設定
自然言語解析の誤認識を避けたい場合は、期限入力欄で直接テキストを打つのではなく、カレンダーUIから繰り返しを設定します。
特に複雑な繰り返し(例:「第2火曜日」や「平日だけ」)は、GUIで設定したほうが安全です。
対処法4:タイムゾーンと端末設定を統一する
タスクの日付ずれは、端末間の時刻設定の不一致が原因のこともあります。
- スマホ・PCのタイムゾーンを同じにする
- OSの自動時刻設定を有効にする
- Todoistアプリの設定でタイムゾーンを確認する
これにより、期限のズレを防げます。
対処法5:定期レビューで設定ミスを防ぐ
繰り返しタスクは一度設定すれば自動で動きますが、定期的に確認する習慣を持つことで予期せぬ動作を防げます。
月1回のタスク設定確認
- 繰り返しタスクの期限が正しいか
- 意図しないズレがないか
- 表現方法が適切か
これを習慣化することで、長期的なタスク管理精度が上がります。
上級テクニック:複数の繰り返し設定を組み合わせる
Todoistでは1つのタスクに複数の繰り返しを直接設定できませんが、ラベルやフィルターと組み合わせて擬似的に実現できます。
例:隔週の月曜と木曜に同じタスクを設定
- 「毎週月曜日」タスクを作成
- 「毎週木曜日」タスクを作成
- 同じラベルを付けて一括管理
こうすることで、複雑なスケジュールにも対応できます。
まとめ
Todoistの繰り返しタスクが思った通り動かない原因は、ほとんどが表現の違いや設定方法の理解不足にあります。
ポイントは以下の通りです。
- 「に」の有無で動作が変わる
- 完了日基準と固定日基準を理解する
- 自然言語入力の誤認識に注意
- 端末のタイムゾーンを統一する
- 定期的に設定を見直す
これらを押さえておけば、繰り返しタスクを正確にコントロールでき、日々のタスク管理が格段にスムーズになります。