Monday.comで外部連携がうまくいかないときの解決方法

Monday.comはGoogle WorkspaceやSlack、Zoom、Teams、Zapierなど、さまざまな外部サービスとの連携機能を備えています。
しかし、設定を行ってもデータが同期されない、通知が届かない、想定通りに動作しないなど、外部連携がうまくいかないケースもあります。
本記事では、Monday.comの外部連携がうまくいかないときに確認すべきポイントと解決方法、運用上の工夫まで詳しく解説します。
AIレーダーチャートによるMonday.comの評価
Monday.comで外部連携がうまくいかない主な原因
API権限や認証の不備
外部サービスとの連携には、APIキーやOAuth認証が必要です。権限不足や認証の有効期限切れで連携が停止する場合があります。
接続設定ミス
接続先のアカウント選択やボード・カラムの紐付けミスにより、データが正しく流れません。
外部サービス側の制限
Google、Slack、Zoomなど外部サービスの権限設定や制限により、Monday.comからのリクエストが拒否されることがあります。
自動化ルールの誤設定
外部連携をトリガーするAutomationの条件が合っていない場合、動作しません。
ネットワーク・ブラウザ環境
社内のセキュリティ設定やブラウザの拡張機能がAPI通信をブロックする場合があります。
改善策1:認証情報の確認と再接続
- Monday.comの「統合」設定画面から接続状態を確認
- 認証が期限切れの場合は再ログイン・再認証
- 外部サービス側のAPIキーやOAuth設定を再発行して再接続
改善策2:権限設定の見直し
- 外部サービスの管理画面で、Monday.comが必要な権限を持っているか確認
- 組織管理者やワークスペース管理者の承認が必要な場合は申請
- 閲覧権限だけでなく、編集・送信権限も付与
改善策3:接続設定の再構築
- ボードやカラムの紐付けが正しいかを確認
- 特定のカラムが存在しない場合は、作成または設定変更
- 接続テスト機能があれば必ず実行
改善策4:外部サービス側の設定確認
- Slack:チャンネルがプライベートの場合、Monday.comを招待
- Googleカレンダー:対象カレンダーの共有設定を公開またはユーザー共有に変更
- Zoom:対象アカウントにウェビナーやミーティング作成権限があるか確認
改善策5:Automation条件の最適化
- トリガー条件が正しく設定されているか確認
- 不要な条件がある場合は削除し、シンプルに設定
- テスト用に一時的に条件を緩くして動作確認
改善策6:ネットワークとブラウザの確認
- 別のブラウザやPCから試す
- 社内ネットワークのファイアウォール設定を確認
- 広告ブロッカーやセキュリティ拡張機能を無効化して再テスト
改善策7:連携ログの確認
- 連携エラーのログや履歴を確認
- 外部サービス側のエラーメッセージを元に原因を特定
- 繰り返しエラーが発生する場合は条件を簡略化
改善策8:バックアップ運用を組み合わせる
- 重要なデータはZapierやMake(Integromat)などの別経路でも同期
- 外部連携が停止しても手動で対応できるテンプレートを用意
- 定期的に接続テストを行い、問題発生前に検知
解決チェックリスト
- 認証情報は最新か
- 必要な権限が付与されているか
- 接続設定に誤りがないか
- 外部サービスの設定はMonday.com連携に対応しているか
- Automation条件が正しいか
- ネットワークやブラウザが通信をブロックしていないか
- 連携ログでエラー内容を確認したか
改善事例:ビフォーアフター
改善前
- Googleカレンダーと連携しても予定が同期されない
- 原因不明で作業が手作業に戻る
- Slack通知が届かず、重要情報を見逃す
改善後
- 再認証と権限付与でGoogleカレンダー同期が復旧
- Slack連携先を正しいチャンネルに変更して通知が安定
- 定期的な接続テストで問題発生前に対応可能に
まとめ
Monday.comの外部連携がうまくいかないときは、まず認証情報・権限設定・接続設定の3点を確認することが重要です。さらに、外部サービス側の制限やAutomation条件の誤設定、ネットワーク環境も原因になり得ます。定期的な接続テストとバックアップ運用を組み合わせることで、業務中断を防ぎ、安定した連携を実現できます。