副業デザイナーと週5本案件を回すためにタスク管理使っているツール

週に5本。
私たちのチームでは、LPやバナー、アプリUIなど、複数のデザイン案件が日常的に動いています。
制作の中心を担っているのは、副業で参加している外部デザイナー2名。
彼らは平日夜と週末のみ稼働。フルタイムではないため、常時コミュニケーションを取るのは難しいという制約があります。
Slackやメールでやりとりしていたころは、
- 何が進んでいて何が止まっているのか不明瞭
- タスクの優先順位がうまく共有されない
- 返信のタイミングがズレて指示が埋もれる
といった問題が慢性化していました。
加えて、デザイナー側に「進捗報告を都度書く」という負担があり、プロジェクトが回りにくくなるという本末転倒な状態にも。
だからこそ、“静かに、でも確実に進む”タスク共有の仕組みが必要だったのです。
週5本の制作案件、外部デザイナーとどう回すか?
求めていたのは「静かで見える」タスク共有
副業デザイナーとの協働では、即レスや定例ミーティングの前提がない働き方が基本です。
そのためには、以下3つの条件を満たすタスク管理方法が不可欠でした。
- 非同期・非対面で成り立つ仕組みが必要
- データ管理ではなく、実務を支える仕組みが必要
- 進行の全体像が分かる
非同期・非対面で成り立つ仕組みが必要
「Slackのやり取り前提」だと、どうしてもタイムラグで齟齬が生まれます。
リアルタイムに依存せずに、必要な情報が確認できるボード構成が理想でした。
データ管理ではなく、実務を支える仕組みが必要
一時期はGoogleスプレッドシートで案件管理していましたが、
- 優先順位が直感的にわからない
- 複数人の編集で崩れやすい
- コメントや進捗の記録が散乱する
といった問題が発生。データ管理ではなく、実務を支える仕組みが必要でした。
進行の全体像が分かる
こちらが知りたいのは、
- 誰がどのタスクを持っていて
- 今どの順で進めていて
- どれくらいの想定時間がかかるか
という“進行の全体像”だけ。
それを軽く・シンプルに可視化できるツールを探していました。
pitboardを導入した理由と使い方
いくつかのタスク管理ツールを比較した結果、最終的に選んだのがpitboard(ピットボード)というミニマル設計のツールでした。

通知も履歴もないから疲れない
pitboardには通知も履歴もチャットもありません。
つまり、“何かに急かされる設計”がない。
副業デザイナーにとって、これは非常に大きな安心感。
「時間のあるときにボードを見て、やる」──それが自然にできる環境でした。
「誰が・何を・どの順で・どれくらいかかるか」を可視化
pitboardのアサインボードでは、
- 各デザイナーの列にタスクを割り当て
- 上にあるほど優先度が高く
- 各カードの右下に想定時間(例:1h、2hなど)を表示
これだけで、チーム全体の進行イメージがひと目で見えるようになりました。
想定時間で「1人の稼働量」が見える
たとえば、
- Aさん:今週 6時間ぶんのタスク
- Bさん:今週 3.5時間ぶんのタスク
というふうに、“誰にどれだけの量を預けているか”が可視化されることで、サインの偏りやオーバーワークを未然に防げます。
副業デザイナーとでもシンプルなタスク管理で回る理由
pitboardを導入してから、副業メンバーとの連携が格段にスムーズになりました。
説明不要、URLひとつでチームに参加
「このボード見ておいてください」とURLを渡すだけで、誰でもその日から参加可能。ツールの説明会やレクチャーは不要です。
優先度を変えるだけで指示が伝わる
急ぎの修正案件が入ったら、タスクカードを上に移動するだけ。
「これが先です」が、視覚で即伝わります。
Slackで長文を書かなくても、指示が通るのは大きな時短です。
完了報告もタスク移動で完結する
デザイナー側は、タスクを終えたら完了列に移動するだけ。
その動きで、こちらが「終わった」と分かる。報告文もスクショも不要。お互いがラクな運用が実現しました。
まとめ|週5本の案件も「静かに進む」チームへ
タスク管理は、報告や確認のための道具ではなく、「進めること」に集中できるための環境づくりだと実感しています。
pitboardは、
- 通知なし・履歴なし・チャットなし
- 優先順位と想定時間で構成されたシンプルなボード
- 非同期前提でも回る設計
という点で、副業メンバーとのチーム運営に非常にマッチしています。
SlackやZoomに頼らず、静かに、でも確実に進んでいく制作チームを目指したいなら、まずはpitboardを試してみてください。
少人数×多案件の世界で、あなたのチームを救ってくれる“ちょうどいい仕組み”になるはずです。