少人数ベンチャーのPMが「軽さ重視」で選んだタスク管理ツールとは

私がプロダクトマネージャー(PM)として参加しているのは、社員5人+業務委託メンバー数名のベンチャー企業。
週1のリリースと複数の開発・デザイン案件が並行する、スピード重視の現場です。
当初は、SlackとGoogleスプレッドシートだけで何とかやりくりしていました。
でも、タスクの抜け漏れや認識のズレが発生しやすく、「どこまで終わった?」「何が優先?」の確認コストが高くなる一方でした。
そこで、Asana、Backlog、Notion、Trello…
よく知られるタスク管理ツールを一通り試してみたのですが──
- 表示や操作が複雑
- 登録やステータス管理が面倒
- 機能が多すぎて使いこなせない
という状態になり、最終的には「ツールのための時間が増えている」ことに気づいたのです。
求めていたのは“軽くてちょうどいい”タスク管理
私たちのチームに必要だったのは、「しっかり管理できるツール」ではなく、“ちゃんと仕事が回る状態を支える道具”でした。
「見れば分かる」「説明がいらない」が正義
少人数チームでは、「ツールの使い方を教える時間」すら惜しいです。説明不要、見れば分かる、やれば終わる。
そんな直感的な管理が求められていました。
頻繁に変わる優先順位に柔軟に対応したい
週単位どころか、1日で優先順位が変わることも当たり前。
ガントチャートのような固定計画ではなく、「今この瞬間に何が優先か」が視覚的にわかることが重要でした。
ガントも履歴も通知も不要だった
細かい履歴や通知機能がついているツールは多いですが、現場ではむしろそれがノイズに。
「そこまで要らない。もっと静かでいい」というのが、率直な感想でした。
最終的に選んだのはpitboardという選択肢
試行錯誤の末、たどり着いたのがpitboard(ピットボード)という、シンプルなタスク管理ツールでした。

「誰が・何を・どの順に・どれくらい」だけを共有
pitboardでは、各メンバーのタスクを縦に並べた「アサインボード」が基本の画面です。
- 各列が担当者
- タスクカードは1件1タスク
- 上にあるほど優先順位が高い
- 右下には「想定時間」(例:1h、2h、0.5h)を表示
これだけで、「誰が・何を・どの順に・どれくらいの時間で進めているか」が一目で分かります。
ドラッグ&ドロップで進行管理が完了
優先順位を変えるときは、タスクカードを上に動かすだけ。
追加・削除・再割り当てもすべてドラッグ操作で完了。「これだけでいい」と思えるくらい、操作が軽い。
導入初日から現場が動いた理由
pitboardの最大の魅力は、「導入ハードルがゼロに近い」ことです。
チームに「このURL見て」と伝えるだけで、その日から自然とみんなが動き始めました。
ツールの説明も設定もいらない。これが、少人数ベンチャーには本当にありがたいポイントでした。
pitboard使ってみて分かった、少人数PM(タスク管理)にちょうどいい理由
pitboardを使い始めてから、明らかにチームの動きがスムーズになりました。
1人1人の稼働感が把握しやすい
「想定時間」を見れば、各メンバーの負荷バランスが見えます。
「この人に新しいタスクを振るとオーバーかも」と事前に判断できる。
マネジメント初心者でも、感覚的にアサイン調整ができます。
説明なしで巻き込める=ボトルネックが消える
外部の業務委託メンバーも含めて、pitboardなら説明不要。
チャット文化や会社のルールを知らない人でも、“見る→やる→終わる”だけで参加できるのが大きな強みです。
ミーティングやSlackでの「進捗確認」が激減
pitboard上にタスクの状況が可視化されているため、「今なにやってる?」「どこまで終わった?」の確認が激減。
ミーティングも短くなり、Slackのやり取りも整理されました。
まとめ|「小さなチーム」には「小さな設計」の道具がちょうどいい
タスク管理に正解はありません。
でも、私たちのような少人数ベンチャーでは、「多機能・高機能」より「軽い・すぐ使える」が圧倒的に重要だと実感しています。
pitboardは、
- ガントチャートなし
- 通知・履歴なし
- 優先順と想定時間だけで回る
そんな“必要十分な構造”を備えたツールです。
もしあなたも、
- 「タスク管理ツールに疲れている」
- 「小さなチームを動かす立場にある」
そんなPMなら、一度pitboardを触ってみる価値はあるはずです。
静かに、でも確実に、現場が整っていく感覚。
あなたのチームでも、ぜひ体感してみてください。